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民謡の旅 桜島 おてもやん

Song of Kagoshima

1962(昭和37年)/5/1公開 87分 カラー シネマスコープ 映倫番号:12797 
配給:東映 製作:東映

民謡の旅シリーズの第3弾。美空ひばり演じる観光会社社長と高倉健演じる週刊誌記者が九州に西下して、旅館“薩摩荘”に乗り込み、三橋美智也演じる若主人をはさんで、恋と意地の鉢合わせ。太陽輝く九州路に描く唄と笑いの黄金娯楽大作。

民謡の旅 桜島 おてもやん
(C)東映

ストーリー

白百合観光の女社長・花園ゆめみは或る日、極東観光の大黒社長から、南九州の観光事業を一手に握る鹿児島の旅館・薩摩荘が契約を白百合観光から極東観光に切り替えたからそのつもりで、と聞かされて驚き、調査のため慌しく鹿児島に向った。ゆめみは女中志願を装って薩摩荘を訪れ、たまたま西郷隆盛の曾孫と偽って投宿、無銭飲食した立神修平と時を同じくして薩摩荘に住込む事になった。ゆめみは薩摩荘の娘・咲子の口から、今の若主人・島田信太郎は亡き長女の光子が東京に遺した恋人で、今日の薩摩荘を隆盛に導いたのは信太郎の力によるものであり、更には咲子が信太郎に想いを寄せていることを知る。ゆめみは唄の好きな信太郎に唄にことよせて近づき、咲子との結婚をすすめるのだが、何故か信太郎はとり合おうとはしない。そして英会話の出来るゆめみに、外人観光団が待っている霧島ホテルへ直ぐに行くように頼むのだった。一方、“修どん”こと週刊タイムリー記者・立神修平は、薩摩荘の若主人・島田信太郎がもと、新潟の場末を流していた艶歌師であり、亡き光子の恋人になり済まして薩摩荘を乗っ取ろうとしているという情報を掴み、密かに探索を進めていた。しかし薩摩荘従業員の評判も良く、彼が来てからの薩摩荘の経営は面目一新の感があり、旅館業組合の理事就任を望む声も高くなっているのが不思議でならなかった…。

民謡の旅 桜島 おてもやん
(C)東映

シリーズ

「民謡の旅」シリーズ(4)

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