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拳銃地獄 

1951(昭和26年)/12/21公開 75分 モノクロ スタンダード 映倫番号:573 
配給:東映 製作:東映

出征前夜に織り合った一人の女を想い続ける夜の紳士が、遂に真人間に立ち直る迄。鉄火と仁侠の渦巻く港町に展開する哀愁のドラマ。

拳銃地獄 
(C)東映

ストーリー

暁ビルで密輸品取引をしていた国友と、黒田の乾分山本だったが、山本が取引からの帰りに何者かに腕を刺され、五十万円を奪われてしまった。実は国友の仕業だと知った山本の兄貴分の貴島は、黒田の制止もきかずに乗り込んで行き金を取りかえして来た。木島には忘れられない一人の女がいた。戦時中、出生前に出会ったその女の哀れな姿が忘れられず、女を探し出して幸福にしてやりたいと今も思っているのだ。そんな貴島の男に惚れ込んだ国友が、自分の身内へ引き入れようと持ちかけるのだが、貴島はそれを断った。その時、彼は小松ルリという女と知り合った。彼女に触れたとき、思い出の女の姿が蘇った。貴島はルリのためにやくざ生活から足を洗おうとするが、国友や黒田はそれをさせまいとして悪質な妨害をしてきた。一方、劇団の唄姫景子が貴島の思い出の女、タミ子の居所を探し出してきた。タミ子は与太者龍次の情婦になり、病める身を病院の一室に横たえていた。だが貴島が見舞いに訪れても、彼が龍次と変わらぬやくざだと知り冷く却ける…。

拳銃地獄 
(C)東映
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