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作品紹介

女たちの庭

1967(昭和42年)/7/19公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

井手雅人と永井素夫が共同でシナリオを執筆し、野村芳太郎が監督した女性もの。撮影は川又昂が担当している。

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ストーリー

日本橋で立派なのれんを誇る菊丸織物の当主・石塚宗一郎には、妻綾子との間に、初子、悠子、いずみの三女がいる。初子は跡取りとして芳男を婿に迎え、両親は悠子の結婚相手を見つけようとしていた。そんなある日、宗一郎の学友古沢が、やはり学友で九州伊万里に住む陶芸家の真山が、ガンで長くなさそうだという噂をもってやって来た。話は真山が親代わりに学費をみてやり、東大を卒業させた加川という青年がした。それを聞いた綾子は何故か、よそめにも不思議なほどふさぎこんだ。だが、宗一郎と古沢は加川と悠子を一緒にさせようと、何かと世話をやくのだった。しかし、向っ気の強い次女的性格丸出しの悠子は、そのお膳立てが気に喰わず加川を憎からず思いながらも、逆に反発してしまうのだった。すでに結婚している、親友の康子のすすめも効を奏しなかった。喜んだのは末っ子でおきゃんないずみで、さかんに加川につきまとった。そんな折に、九州から真山が死んだという知らせが届き、叔母紀子に引きとられた、真山の一人娘みふゆから亡父の遺品として見事なヒスイが、いずみに送られて来た。いずみにとっては、真山という人は一面識もなかった。それを知った綾子は、真っ青になり伊東の別荘へ一人で旅だった。いずみの疑問は深まった。母の不思議な態度と、どうしてこんなものが送られて来たのか、いずみはみんなに内証で、単身九州へ向かった・・・。

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