大東映の発展を感謝記念して製作した東映ならではの日本映画最高の豪華作品。オールスター百五十名を動員した「桜花の巻」「菊花の巻」。堂々三時間半の空前絶後の正月映画決定版。
赤城を逃れた国定忠治が流転の信州路で、二足草斡鞋の不良親分山形屋藤造をこらしめる御存知旅日記の一篇。構成比佐、監督松田、撮影川崎のトリオは興行価値絶対の作品。
ぐれて六年、斬って流れて又一年、阪妻の天狗の安は堅気なくらしが恋しかった。恋女房お静に云い寄る親分の堅気への旅立ちに斬り捨てる天狗の安は男一匹。東映の誇る娯楽篇。