第51回読売文学賞小説賞を受賞した筒井康隆の同名小説を「サード」「絵の中のぼくの村」の東陽一監督が映画化。「どこで生きようがこの世は囹圄(れいぎょ=牢獄)」主人公であるムショ帰りのグランパの達観こそ・・・
『わたしのハワイの歩きかた』は思うようにいかない毎日にくたびれてしまった女性編集者が主人公のエスケープ・ラブ・コメディ。仕事のストレスでイライラ、ふと寄りかかった人はダメ男でグッタリ、面倒事を笑顔で・・・
ノンフィクションライターの家田荘子が、ボランティアターとしてエイズ患者と共に過ごした日々を赤裸々に綴った手記は、エイズに対する不安、恐怖、そして知識までをも覆してしまう衝撃を与えた。この実話をベース・・・
純情で間抜けな二人の男が、天下一の奇術師になろうと一生懸命修業を重ねるうち、とんでもない失敗や殺人事件、果ては色事に巻き込まれながらも珍妙無類の活躍を披露する。堺駿二、益田喜頓、トニー谷ら当時の日本・・・
原作『笑う警官』 (ハルキ文庫)は北海道警を舞台に80万部を超える人気を誇る「道警シリーズ」の第1作にあたる。原作者の佐々木譲は、『警官の血』が「2008年版このミステリーがすごい!」で1位に選ばれ・・・
芥川賞作家・村田喜代子の同名小説を映画化。江戸末期の頃と思われる棄老の事情を民俗に拘ることなく描く。60歳以上の老人だけが住むという村を舞台に、そこで生きる人々の姿を季節の移り変わりとともに、じっく・・・
誰にでもある思春期を夢中で走りぬける感覚。ちょっと懐かしく純粋な、かけがえのない感情を映像化した、<ワルくてボロい>青春グラフィティー。女子中高生憧れの松田翔太がボロボロになりながら成長する主人公を・・・
若者たちのシティ・ロマンを描いて、熱狂的な人気を獲得している片岡義男の世界。1000万部を突破する驚異的な売れ行きは、若者たちが求めるシンプルな生き方を、最も爽やかな形で示しているからだろう。「もう・・・