五味康祐の剣豪小説「剣法奥義 知心流雪柳」を映画化。戦国末期、近江国膳所藩の家臣・志賀十兵衛一門に伝わる必殺ニ刀流“雪柳”の由来を描き、鮮烈、悲壮、息詰まる決闘と美しくも淡い恋の絵巻を織り成す剣豪青・・・
少年二宮金次郎の、どのような苦難にも負けない強さ、温い人間愛、そして勤労の中から無限の知識を学びとっていった崇高な姿を感動の裡に描く児童劇映画の最高峰。文部省特選。
麻薬団の本拠を暴かんものと、銃弾渦巻く魔の暗黒街に飛び込んでお馴染み千恵蔵が二丁拳銃にものいわす、意気詰まる迫力と波瀾を興趣の中に描く壮絶ギャング映画の決定版。
人間の本能にひそむ魔性が、時には人間性をも破壊し破滅の道をたどらせる。この映画は、女と男の間に、醜くもつれ合うギリギリのドラマを追求し、セックスの皮を剥いだ異色作である。
明治37年に勃発した日露戦争の歴史的事実と、それにかかわった人々の生き様を雄渾なタッチで描いた歴史巨編。豪華キャストが総結集し、さだまさしによる主題歌「防人の詩」が万人の心を揺さぶった。
額にマル警の焼印を押した、悪の化身若山富三郎が、悪事の数々を描くシリーズ第2弾。人間の心の奥底に潜む妖しい悪の魅力を、そのままスクリーンに再現させた、迫力いっぱいの作品。
米軍占領下にあってGIと争い、その傷害事件を皮切りに、暴力だけを資本にして暗黒の巷でめきめき頭角をあらわす男が組を結成。次々と縄張りを拡張する過程を、すさまじい迫力、血の抗争の中に描いてゆく。
安藤昇の実録シリーズ「日本暗黒史 血の抗争」に続く第2弾。生々しい暴力事件の全貌をあますところなく描いた異色のアクション篇。
キャストは、安藤昇を中心に、渡辺文雄、安部徹、小池朝雄、山城新伍、・・・
幕末から、明治、大正、昭和10年代にかけて起きた9つの暗殺事件を、血盟団事件を中心にして綴った日本暗殺百年史というべき作品。全篇を通して反体制の純粋で美しいエネルギーに満ち溢れている。