偽鼠小僧騒ぎでお江戸を離れた本物の次郎吉が、北町奉行の長男と互いに素性も知らぬまま東海道を弥次喜多道中。若さはちきれるコンビが巻き起こす痛快無類の青春道中日記。
舞台は東京の山の手、私鉄沿線に発達した住宅地。そこに居住するサラリーマンや付近の商店街の人々の日常の機微を明朗な笑いの中で描く心温まる健全娯楽作品。
おなじみ一丁目一番地の明朗な笑いの中にポッツリ取り残された大坪老人の心を慰めようと町内こぞってテンヤワンヤの大騒動。楽しく微笑ましい人情絵巻。
泥沼の中に咲いた哀愁の恋をめぐって登場する様々の人物を追いながら爛熟と頽廃のニ世相に喘ぐそれら人間像を一つの江戸市井風俗として描く、時代劇の新生面を拓く良心傑作篇。
しがない唄うたいだが、誰にも負けない正義感と空想癖を持つ夢見の長次が、強欲な金貸しから強制立退きを申し渡された長屋の為敢然と立ち上り、胸のすくような活躍を見せる。
喧嘩っ早く義理人情に厚い江戸っ子魚河岸の一心太助が様々な事件に巻き込まれながら、弱きを助け強きをくじく様を痛快に見せる大人気時代劇。今回は江戸から魚がなくなり、値段が急騰するという一大事が起きたこと・・・