一宿一飯の義理から行きずりの渡世人を斬った流れやくざの伊太郎が、足を洗って踏み込んだ潮来出島の水の里、兄の仇とは知りつつも慕い寄る村娘・お絹といつしか人目を忍ぶ恋路の果てに、やくざ故の宿命が待ち伏せ・・・
関川周の小説を波島進主演で映画化。政界に暗躍する悪徳代議士と密輸団の首魁を相手に、薄幸の姉妹を救わんとする正義の快男児・女々良三四郎が、ユダ老人研究の人間透明化の実験台となって、神出鬼没の活躍を展開・・・
兄を無実の罪に陥れた真犯人を捕まえようと田舎廻りの見世物一座に身を寄せる青年・沢村健二をめぐり、内助を誓う熱血の青年・相原、ほのかな恋を寄せる芸者と一座の娘らの優艶の愛憎を描く第二篇。
危機と波乱に陥ち入る青年・沢村健二の正義の拳が乱れ飛び、数々の事件の中に優艶な恋の愛憎が混じりあう。空手対鉄拳、柔術対狂刃の凄絶な決闘の数々、殺人組織網の一味を向うに廻した健二の活躍を描くシリーズ完・・・
「マンボ石松踊り」に続くシリーズ第9作。舞台は天竜川から清水港へ。お馴染みの石松・キノキンコンビが、次々に展開する珍事件に追われながら清水港へと到着。ニセ次郎長六代目を相手どって胸もすく大喧嘩を披露・・・
榎本健一、柳家金語桜を迎えて、青空のまん中にそびえる天狗湯の煙突から生れる庶民生活の人情と義理を背景に純情無類の青年が尊い愛情のために残された一人娘を育ててゆく半生を泣き笑いの表情の中に描いた娯楽篇・・・
仇討の敵を探す浪人と熊さん、八ッあんら長屋の面々が織り成す大騒動。落語「花見の仇討」を“喜劇の神様”斎藤寅次郎が演出した快作喜劇。益田喜頓が一人二役を演じる。