製作は細谷辰雄で、岡田日出男の原案から新藤兼人が脚本を書き、大庭秀雄が監督。撮影は生方敏夫が担当した。主演は宇佐美淳、津島恵子で、それに清水一郎、杉村春子、その他、逢初夢子、殿山泰司などが出演。
昭和45年3月13日・雪の大阪千里丘陵、その日から万博閉幕の翌9月16日、無人の会場シーンまでの約180日間を、総ブロデューサー田口助太郎以下のべ18000名のスタッフにより、この世紀の祭典の記録は・・・
急斜面のせまい段々畑と絶えず嵐に見舞われる貧しい小島。瀬戸内海の佐柳島に生れ、育つ五人の娘を中心に、その厳しい、そして力強い生活と清らかな恋を格調高く歌い上げる青春力作。