製作は小倉浩一郎が高木賢一と共同で当たり、村上元三の原作から真川真一が森田龍男と共に脚色、内出好吉が監督している。撮影は服部幹夫。出演者は高田浩吉、草間百合子、北上弥太朗、岸恵子、岩井半四郎など。
万人に親しまれた忠臣蔵の映画化で、当代の人気スターを網羅した東映京都の超大作。一力茶屋、山科の哀愁、南部坂雪の別れ、吉良邸討ち入り等々、恋人の為に自ら赤穂の間者となった一少女の姿を描いた巨篇。
庶民の中から生れた英雄秀吉の生い立ちから織田信長に出逢う迄の、所謂苦難時代を、母の愛情に織りなして描いた感動の文芸時代劇。大東映が堂々たる布陣を以て放つ香り高き野心大作である。