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殺した女の片腕が着物のすそにブラリ、ブラリ―どこまでもついて来る……
死んだ筈の女が冷たい手であなたの手を握りにくる!
斬るか女!断つか!この恋!
いよう!御両人!と、思わず声のかゝる颯爽長谷川、五十鈴の大芝居!時代劇ならではの、この痛快さ!
一人、二人、三人・・・・闇から闇へ奇怪な殺人は続く!恋か、恨みか、復讐か!花の舞台に魔の手が迫る!
君の名は?と聞き忘れたばっかりに、八百八町を花嫁探し!おかしくてたまらぬ時代劇!
あなたの胸をしっとり濡らす妖艶のきづな………
チラリ、チラリとのぞかせてごめん遊ばせ斬りますワヨ!
さっとぬいだ腰元衣裳、下には鉄火の喧嘩仕度!切った鯉口血しぶき上げる!
ケチもケチ、業欲もこゝまでは徹底出来ぬエゲツなさに、人は驚き、あきれ、果ては笑いころげる!色と欲につかれた人間の、赤裸な姿を鋭くつく!