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覆面を斬り落したら顔がない!袴を裂いたら足がない!アッ、胴体だけが宙に浮いている!
きらめく剣光!光る裸身!時代劇の興趣をこの一篇に集めた回帰戦慄の水中活劇!
狭い城には住みあいた!将軍若君大いに暴れる!
ドスが飛び、歌が流れる大利根鴉、惚れて暴れて斬りまくる男度胸の旅鴉!
いつ抜いたか、いつ斬ったか、つば鳴りと共に真ッ二つ!めくらやくざの居合斬り!時代劇映画の壁をぶち破る異常な人物の不気味な迫力!絶妙の素材に勝新太郎の魅力結集!
二秒に三人!十秒に十七人!俺は斬る!生きるために俺は斬る!逃げる奴!襲う奴!一人残らず叩っ斬る藤巻潤!
やくざ相手じゃ物足りぬ!無法の武士を束にしてアッと驚く居合い斬り!構えるでなく、抜くでなく、音と匂いでたたっ斬る座頭市の新剣法!
武門の意地か、恋の恨みか、愛する女を斬らねばならぬ男の哀切を描いて鮮烈!お菊と播磨の美しくも哀しい悲恋物語。
斬れば斬るほど値が上り、今じゃ千両のこの素ッ首!斬りたくねえが、また斬るぜ!ドスの恨みに金の欲、群がる目あきが益々増えていつ抜く、どう斬る仕込杖!
宙に円月を描けば鮮血一条!一瞬、地上に崩れ落ちる六つの影!虚無の香りを全身に包み、行く処常に殺気をはらみ、円月殺法を得意とする狂四郎が心ならずも巻き込まれた加賀百万石の浮沈にかけた騒動の中で…。