昭和30年代後半、人気実力ともに頂点を極めた美空ひばりが、女優としての魅力を十二分に発揮した記念すべき感動大作。 憎き祖父・家康に舞の薙刀を向け、悲憤の涙とともに尼になってゆく万感胸迫るラストシーン・・・
ご存じむっつり右門の活躍を描く大友柳太朗の十八番シリーズ第5話。江戸の人気役者が赤い矢で殺されてから連続する殺人事件の謎を追って、江戸から長崎へと舞台が展開する怪奇とスリルを盛りこんだ痛快捕物時代劇・・・
シリーズ第29話。昔の抜荷仲間がそれぞれ豪商となりながら、財力への執着から怖るべき殺人を引き起し、珊瑚輝く豪華な屋敷に、退屈男の諸羽流青眼崩しが一刀両断するという物語。
瞼を閉じれば幼いあの日の母の顔…あの胸にもう一度抱かれて泣きたいと旅にさまよう人情やくざ。哀愁にじむ錦之助の母恋い凶状旅。五つの時に別れた母を、探し歩いて二十年。母恋い長脇差を血にぬらし、やっとめぐ・・・
男が十年間抱き続けた恋心は、陽光きらめく祭りに、火を呼び、血の嵐を呼んで、遂に男を死に追いやる。港祭りに集まった人々の哀歓を背景に、七夕の彦星・織姫の哀恋に似た宿命的な恋を情感豊に描いた時代抒情詩。
桃ノ木城を襲った雲切丸らを追い返した六人の勇士は悪逆な西国大将軍を退治に、孔雀の羽根の導くまま火の山へと向かう。孔雀の神を信仰する焔丸は正義の勇士に加わるが、西国大将軍は火の黄金を狙ってきた…。
世は戦国。人々の心に正義と平和が失われている時代。熱血若武者の太郎丸は、孔雀老人から不思議な奇蹟を見せられ、この世に再び正義を呼び戻そうと活躍、孔雀の羽根に結ばれた仲間も集まります。
当時西国を荒らしまわった雲切玄蕃らは、その矛先を菊姫の守る桃ノ木城へとむけます。孔雀の羽根に結ばれた若者達は、この世に正義の奇蹟を呼ぶために、敢然と桃ノ木城防衛に立ち上がります。